フィリピンでちょっぴり体験した子育てのリアル〜「あ、死んだ」と「神さま!」の話〜。

   

(この内容は2015年の時のことです) 

1歳半くらいの女の子を
タテ対面だっこのスタイルで抱えながら
 
原付にのって街の中心にある
マーケットへ向う。
 
 
(注:友人のお子さんを預かりました。)
 
 
気温は30度近い。
 
汗が出る。
 
 
買う必要があるのは
さまざまな野菜とお米。
 
袋いっぱいの野菜を右手に持ち、
お米売り場へ向う。
 
 
驚くことに
5キロのお米を新聞紙でできた
袋に詰めて渡してくれる。
 
持ち手はないので
抱えるしかない。
 
 
左手には5キロのお米を抱え、
真ん中にはかわいい赤ちゃんを抱え、
右手にはたっぷりの野菜を抱え、
 
汗だくになりながら
原付へ向う。
 
 
野菜の入った袋を足下に置くために
かがんで、、、
 
 
「あっ!!!!!」
 
抱っこひもの接続部分の
でっぱっているところに
 
お米の入った袋を引っ掛けてしまった!
 
 
ポロポロポローーーーー
 
穴があいて、
お米さんが飛び出してくる。
 
 
まだ右手には野菜の入った袋を持ったまま。
 
急いで穴を塞ぎたいと思うが、
 
塞ぐ手はなし。
 
人様の赤ちゃんを預かっている手前、
いや、自分の赤ちゃんであっても、
 
乱暴に動けない。
 
 
そんな思考がパッパッ巡って、
 
何を止めたら問題解決になるのか
分からなくなりフリーズしかける。
 
アワワワ。。。。
 
 
そんな数秒の間に、
 
向うに座っていた
おじさんがかけよってくれて、
米を預かってくれました。
 
そして、
野菜を置けて、
落ち着きました。
 
 
赤ちゃんの重みを肩に感じながら
 
原付にまたがり
ブイーーーーーーーンと帰る。
 
 
何度も何度も
感じたのは
 
これを毎日しているママさん凄い。。。
(されているパパさんも)
 
凄すぎる。
 
そして、
有り難い。
 
 
袋が破けて米が飛び出した瞬間の
 
「あ、死んだ」
 
っていう感覚と
助けにきてくれたおじさんへの
 
「神様!」
っていう感覚を感じれたのは

ホントいい経験でした。
 

なんでこのことを書こう
と思ったのかというと
 
今日、
3家族の子どもたち合計4人に
囲まれて、抱っこ抱っこ言われて
 
その無秩序っぷりに
フィリピンでのことを思い出したからなのです。
 
 
どっちにしても、 
たった少しの出来事なので
 
決して何が分かってるとは言えませんし、
 
具体的な言葉をかけるにも
お1人お1人のことは知りません。
 
 
ですので、
 
普段子育てがメインとなっている方々に
心からの労いの、言葉ではなく、念を送らせてください。 
 
 
せーーーーのっ、
 
 
はーーーーーーーっ!!!!
 
 
あなたに届けば幸いです。

 - ママ(キャリア、子育て)