アーティスト小田まゆみさんに聴いた「男性の本質的な役割」とは?

      2018/04/08

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(この文章はもともと、2014年に書いていたものに2015年9月加筆したものです)
 
男性の持つ中心的な役割、女性の持つ中心的な役割について
すごく関心を持つ自分がいます。

きっかけは、2009年に
ドリームワークカレッジという

「大好きなことで起業する!」
をコンセプトにしたスクールを一緒に立ち上げた惣士郎さんが、

当時、
女性支援活動をされていたことにありました。

惣士郎さんは、

女性の精神教育支援ということで、
女性限定のコーチングスクールを立ち上げ、講師もされていました。

長くなるので、今回は割愛しますが、
そのプロジェクトや他の女性支援のプロジェクト、
そしてその背景を知っていくうちにとても興味を持ったことを
覚えています。
(現在は、心コンシェルジュというプロジェクトが復活しています!!)
 

そして、一緒に活動させていただいて
数年が経ち、私はひょんなことから、

ハワイ島へ3ヶ月間滞在することになりました。

ハワイ島でお世話になった場所は、

ジンジャーヒルファームという
自然農法とパーマカルチャーのファームです。
 
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(2010年11月の写真です。この場所を紹介してくれたピース小堀さんと、小田まゆみさんと)

創始者であり、
オーナーは小田まゆみさんという方なのですが、
50年以上女神の絵を描き続けているアーティストでもあります。

ホノルル美術館やアメリカでも展示会を開催
されたこともあります。

そんなまゆみさんのもとで、
3ヶ月間、農業・瞑想・ヨガなど様々な体験を
させていただきました。

といっても、

何かをまとまって教わるというわけではなく、
共に生活することを通じて学ぶので、

時間の大半は、農業、すなわち、自然と対話することに
費やしました。
 

あるときは、草を抜いたり、植物に水をあげたり、

またあるときは、土を耕したり、果物を収穫したり、
コンポストと呼ばれる土づくりをしたり。

毎日、毎日、
大自然の生命の循環の中に身をおいていました。

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そんな中、ふと感じたのです。

「生命の循環ってすごいなぁ」って。

そして、同時に自分自身に置き換えました。
人間で言うならば、女性が生命の循環を担ってる。

女性の役割って本当に重要だなぁ。

なんてったって、生命を宿すことができ、
生み、育むことができるんだから。

ここです!

このときに、
男性・女性の根源的な役割について

さらに深く興味を持つことになったのです。

また、女性の本質的な役割について
知ると共に、

男性の本質的な役割についても知りたくなりました。

しかし、残念ながら当時は、
男性の本質的な役割について答えを見出すことが
できませんでした。

その後、
「男性の本質的な役割とは何か?」
というアンテナが立ったまま
行動していたら、
 
いくつか引っかかった話があるので、
載せておきます。

中江藤樹の話より、

「家庭の中で子どもは父親から尊敬を学び、母親から愛情を学ぶ」
 
惣士郎さんの話より、

「男性は女性の選んだものを守っていくんだよ。」
 
友人から聞いた話より、

「男性は、将来自分の子どもを預けたいような
社会を創ることが役割なんだよ。」
 
こういったヒントをもとに
自分なりに探求を続けていました。

そして、
2015年9月。

5年振りにハワイ島に再訪し、
お世話になっていたファームの創始者である
小田まゆみさんに質問をする機会がありました。

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(2015年9月にプロデュースした女神塾with平井ナナエさん、ヨンソさんの集合写真)

「まゆみさん、
男性の本質的な役割って何だと思っていらっしゃいますか?」

女神の絵を50年以上書き続け、
ご自身も数々の女性を育成されてきた
まゆみさんが言ったこと。

それはすごくシンプルなことでした。

「女性と子どもを護ることじゃないかしら。」

この言葉を聴いたときに
思考ではなく5感が反応したことを覚えています。

手前味噌ながら、
こうじゃないか?と
自分なりに思ってきたことと
一致したからかもしれません。

鳥肌が立ったことを
覚えています。

ですが、
今こうして改めて文字にして書いてみたときに
全く何も目新しいことではない
ということに気づかされます。

女性は男性と合一して
生命を産む。

男性は狩りをして
女性と子どもを護る。

そして、女性の力を借りて
子どもを育てる。

原始時代をイメージすれば
すぐに思いつくことではあるのに、

なぜ難しく考えたのか
我ながら笑ってしまいます。。

しかしながら、
一周巡った方がよりパワフルだろうということで、
自分を慰めたいと思います 笑

そして、

「今現代において
女性や子どもを護るということは
どういうことなのか?」

について考えてみたら、、、

ここからは
自分が関わった範囲に基づく
勝手な持論なのですが、

・女性がすでに内に秘めている想いを
自然に表せる環境を創ること

・枠にはめようとして
邪魔しないこと 笑

・あなたならできる、と安心してもらうこと

・あなたならできる、と励ますこと

・存在を愛すること

・愛を見える形で表すこと

というようなことが
女性を護るといってもいいのではないか、
と思うことなのかなぁって思っています。

子どもについては、、、
あまりよく分からないのですが
イメージしてみると、

女性に対してのそれと
同じなのかも?

なんて思ったりしました。

関われば関わるほど
女性の持つ根源的な強さを知ることになり、

ホント
いい意味で何もできることはないという
前提に立ちながらも、

やっぱり、
自信がなかったり、
うまく言葉にできなかったり、
一歩踏み出せなかったり、踏み込めなかったり、

という悩みがある女性に対して

男性としてできる支援はあるなぁと
感じる日々です。
 

 - ハワイ島で3ヶ月の生活(2009年), ファミリーワークバランス