人生の転機が訪れる前に知っておくべき空中ブランコの法則とは?〜その2〜

      2018/02/22

 

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(※この記事はコチラの記事の続編です。この記事で初めて知った方は先にご覧ください。)

 

今の私の思想・生き方に大きく影響を与えた体験があります。

それは、
2010年9月〜11月の3ヶ月間に
及ぶ、ハワイ島での生活でした。

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約7年前、25歳の頃の私です。

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生活していたのは
Gingerhillfarmというオーガニックファームです。

小田まゆみさんという
女神の絵を50年以上描き続けている方が

インスピレーションを受けて
ハワイ島の岩でゴツゴツした大地に
土を運ぶところから始めて

約2000坪の土地に
10年かけて作り上げられたファームです。

このファームは
パーマカルチャーでデザインされていました。

 

日々、
朝はヨガ・瞑想をし、

朝食は畑で新鮮なケールをとり、
バナナと合わせてスムージーにしたものを飲む。

週に30時間以上
農業を行う。

そんな生活のことを
女神修行と呼び、

まゆみさんと生活を共にすることから学んでいく
というプログラムに参加してきたのです。

 

この3ヶ月間で
得た体感はそれはそれは大きいものでした。

どんな感覚を得たのかは
昔のこのブログ記事に書いています。

宣言
(日本へ帰国するときに何を持って帰るかを
考えた宣言文です)
7年経った今でも
このときに大事だと感じたコトは

変わらず自分の価値観としてありますし、

それこそ、
今の日本など
世界の流れ自体がますますそういった
方向へ進んでいってるようにも思います。

 

今振り返って思うと

この3ヶ月間の前と後では
変容したと断言できますし、

ハワイ島へ行くことになった
プロセスにおいても

空中ブランコの法則が
働いていました。

 

惣士郎さんは
空中ブランコの法則について
このように言っています。

***

本当に自分を次の世界へ連れていってくれるものは、

それまでのブランコを手放した
余力のエネルギーで初めて掴めるような場所にある。

掴んでいる残りの力で掴める距離は、
それまでの自分が届く距離じゃないですか。

離している自分だったら、
これまでの勢いの力を使って離したとき、
 
飛ぶ力を借りて、次を掴むことができ、
かつ両手が空いているので、しっかりと掴めるんです。

***

これは言い換えれば、
本当に自分の人生のシフトになるようなものは、
それまでのブランコを掴んでいる範囲にはないよ。

ということでしょう。

 

私は会社員を辞めてから、
惣士郎さんと共にプロジェクトを始めました。

それは、

大好きなことで、
仲間と起業する起業家育成スクール
DreamWorkCollege(通称ドリカレ)を

立ち上げることでした。

このスクールは1年間で
合計2期行い、卒業生は約80名でした。

この時のスクール生の方たちは
今やさまざまな業界で次世代型リーダーとして活躍しています。

 

今でも覚えていますが、
あるとき私はすごく苦しんでいました。

とある選択をしなければならなかったからです。

その選択とは、
スクールを続けるかやめるか。
でした。

コトの発端は、
メイン講師だった惣士郎さんの
事業の方向性が変わることにありました。

惣士郎さんは
当時、主に男性向けにリーダーシップ教育として、
起業家育成スクールを行っていました。

同時に、女性向けには精神教育として、
コーチングスクールを行っていました。

彼自身、
これからは女性支援に絞って事業を行っていくことに
なったのです。

そのため、
私は1年共同でやってきたドリカレを
自分1人でも続けるか、やめるか。

その選択を迫られていたのです。

 

正直、答えを出せず、
いや、せっかく続けてきたのだから
続けよう。

そう心が傾きかけていたとき、
私の様子を見かねたルームシェアメイトであり、
名コーチの友人が
相談に乗ってくれたのです。

 

プロジェクトで色んなことがあったこともあり
(当たり前ですが 笑)

心中穏やかではなかった私ですが、
友人が丁寧に1つ1つ聴いていってくれたおかげで

そのとき一番求めていること
大事にしたいことが何かが分かりました。

そのときの私にとって
スクールを続けることは手段でした。

目的は、
惣士郎さんともっと一緒に活動して
自分自身を成長させていきたい。

ということでした。

実際、
会社員を辞めてから
活動を共にするようになって

今まで学んだことがないようなことを
たくさん学び、実践し、

最高に面白い日々を過ごしていました。


まだまだ

近くで学びたい。

なぜなら、
もっともっと成長したいから。


それが

当時の私の核にあったものでした。

そこが明確になった、
そこに立ち返れた私にとって

答えはシンプルでした。

「ドリカレは辞める」

そして、
私はドリカレを辞めました。

会社員を辞めてから
掴んだ空中ブランコを手放した瞬間でした。

 

それから数ヶ月は

コーチングDVD販売プロジェクトを行ったり、
セミナー集客をしたりと

惣士郎さんの女性支援プロジェクトを
支援していきました。

 

しかし、
当時女性に対する繋がりがほとんどなかった私にとって

また、
新規開拓に対して苦手意識を持っていた私にとって

それらのサポートは
なかなか大変なものでした。

売上もなかなか立てることができず
先が見えない。。。

そんな状況でした。

 

そんな状況で数ヶ月が過ぎたころ
親しくさせていただいていた起業家の方に
相談にのってもらうことができまいた。

そのときに
私の口から出た言葉は、

「環境を変えたい」

でした。

今の自分の器を拡張しない限りは
次はない。

そんな風に強く思っていたのです。
 

とはいえ、
環境を変える、根本的に変える。

そんなアテはありませんでした。

 

そんなある日、
惣士郎さんから連絡をもらい、
会うことになりました。

当時よく過ごしていた
外苑前のサロンで話していると
こんな話しをいただいたのです。

「いっしー、(私のニックネームです)
ハワイ島、いってみませんか?」

実は、

惣士郎さんは夫婦と仲間と一緒に
この年の始めにハワイ島へ拠点を移し、
デュアルライフを行っていたのです。

先にご紹介したファームも
拠点を移したあとに紹介で繋がったのでした。

私は
惣士郎さんから
ファームで3ヶ月生活してみないか?
という提案をもらいました。

「これだ!!!!」

私の全細胞が叫んだかのような
感覚が全身を貫きました。

「いきます!」

すぐに私は答えていました。

その後、
約1ヶ月後の9月1日出発の便で
私はハワイ島へ旅立ちました。

次なる空中ブランコを掴んだ瞬間でした。

 

そして、
このことが可能だったのは

ドリカレというメインプロジェクトを
終了させていたから。

そして、
女性支援プロジェクトにおいては
コアチームとして活動していたわけではかったから。

(いつでも手放せる関わり方をしていた)

でした。

まさに空中ブランコの法則の通りでした。

***

本当に自分を次の世界へ連れていってくれるものは、
それまでのブランコを手放した
余力のエネルギーで初めて掴めるような場所にある。

掴んでいる残りの力で掴める距離は、
それまでの自分が届く距離じゃないですか。

離している自分だったら、
これまでの勢いの力を使って離したとき、

飛ぶ力を借りて、次を掴むことができ、
かつ両手が空いているので、しっかりと掴めるんです。

***


私がドリカレというブランコを手放したのは、
次に掴む、ハワイ島というブランコが
見えていたからではありません。

そのときの自分の本音だった
「ドリカレをやめる」
という想いを実現させただけです。

 

人はもしかすると、
始めることばかりが自分がしたいことと
思うかもしれませんが、

やめることも、間違いなく自分がしたいことですよね。

そして、
まず目の前の「一番これだ!」を実現したからこそ、
次の「環境を変えたい!」という想いが出てきたのだと思っています。

つまり、
まず目の前の「一番これだ!」はやらないと
次の「一番これだ!」は湧いてこないんです。

でも、人って
次を確かめたくなりますよね。

安心したいから。

 

また、
両手を手放してから、次が表れるまでは
少なくとも3、4ヶ月の「間」がありました。

実はこの「間」が
ものすごく大事なんです。

このことも書くと
長くなってしまうので
別の機会に書きますが、

もし
この「間」に不安から次のことを始めてしまっていたら、

ハワイ島というチャンスがきても
即決できなかったでしょう。

 

不安ではなく
安心から動くこと。

愛から動くこと。

自己啓発や
スピリチュアルといった分野では
そういったことが
よく言われていますが

私は本当にそうだと思っています。

 

今回もまた
「空中ブランコの法則」について
ご紹介しました。

まだまだ
ぜひ知っていただきたい智恵がありますので
また書きますね。

最後まで読んでいただき
ありがとうございました。

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