繊細さや静寂の中にある、 自分という存在の愛おしさ、美しさに出会い直してもらいたい。
繊細さや静寂の中にある、
自分という存在の愛おしさ、美しさに出会い直してもらいたい。
自分を大切にする、というと
何時間後に何かをするとか、
今度何かをするという風に思ってしまうかもしれないけれど、
そんな先の話ではなくて、
今この瞬間に
「自分を大切にする」があるということに
気づけるかどうかは大きなことだと思っています。
なぜならば、
何時間後や今度にいる私は、
今この瞬間では妄想の世界の私であって
今この瞬間にいる私は
今イスに座っている、イスの感触を感じている
冷房の風を受けている、肌寒さを感じている
BGMが聴こえている、
ような私が
本当の私だから、
本当の意味で
自分を大切にするためには
まず、今の私に気がつく、気がついている
ということが第一である、
ということなんだと感じています。
私は
胎話セッションをしていく中で
「まずreturn(還ること)なんです。」
という表現をよく使うのですが、
これは、今に還るということ。
それは
身体感覚であり、
5感でしか捉えることができない
リアリティであるということ。
ちょっと分かりにくくなっちゃってますが、
今の私に気がついたときに
湧いてくる感覚を表すことが
自分を大切にすることの始まりだな
ってことなんです。
例えば、
肌寒さを感じていることに気づき、
自分の身体をさすってあげることだったり、
深く呼吸をしたくなってしてみることだったり、
そういうこと。
「え!?そんなこと」
って思うけれど、
このぐらいの繊細さでもって
大切にするくらい、大切な存在なのが自分なんですよね。
私を満たすのに、大きな刺激はいらない。
満たされてもなお、
体験したければそういうことをやればいいということ。
私は関わりの中で
繊細さや静寂の中にある、
自分という存在の愛おしさ、美しさに出会い直してもらいたい。
そう思っています。