人生の転機が訪れる前に知っておくべき空中ブランコの法則とは?
2018/02/22
空中ブランコの法則
というものがあります。
これは、
人生の転機に活かすことができる法則です。
次のステップに進もう、
次に人生をシフトしていこうとしたときには
今掴んでいる空中ブランコを
片手ではなく、両手を手放す必要がある。
しかし、
もし本当は両手を離すタイミングだけれど、
手放すのは片手だけに留めておいたら
次のステージにはいけない。
裏を返せば
両手を離さないといけない領域にこそ
次のチャンスが現われる。
そういった内容になっています。
この法則は、
2017年6月27日に開催した
LifeTransitフェスのDay.1「強み・役割を越える」
というテーマの
セミナーで講師だった惣士郎さんが伝えていたものです。
※その時のセミナーの様子です。話しているのは私です。
自分に当てはめて
考えたとき、
一番最初の「そのとき」は
2009年1月に会社を辞めたことでした。
私が会社員を辞めたのは
惣士郎さんやそのコミュニティの仲間に出会ったことが
きっかけです。
彼らとの出会いの最初は
友人に誘われて行った惣士郎さんの講演会でした。
その後も講演会に参加したり、
大好きなことで、仲間と起業するというコンセプトの
スクールにも参加しました。
そして、
やがて色んなセミナーに参加するのではなく
価値観が合うと感じたこのコミュニティに絞って
関わるようにしました。
今思えば、
集中してこのコミュニティに
関わるようになった時が
当時掴んでいた空中ブランコの片手を離した状態
でした。
会社とそのコミュニティ、
2つの行き来をしていましたから。
それが
2007年終わりから2008年始まり頃でした。
そして、
さらに次のステップに進むタイミングが来ました。
それは2008年5月末のこと。
とある1泊2日の
合宿セミナーに参加したところ、
何と惣士郎さんがいたのです。
驚きました。
その合宿のフィナーレのとき、
惣士郎さんから「一緒にやらないか」と
オファーをいただけたのです。
そのとき私は
会社員としての私を続けることに対して
思うところあり、
会社を辞めることにしたのです。
会社を辞めたこと。
これは私にとっては
それまで両手で掴んでいた空中ブランコから
完全に手を離すことでした。
辞めるということを
合宿に参加していた方たちの前で
伝えた時の開放感や幸福感は今でも覚えています。
全身の力が抜けて、
なぜか、すごくリラックスしたことを覚えています。
それは
身体がこっちだよ!
ということを教えてくれていたのかもしれません。
とはいえ、
最後まで悩まなかったかというと
ウソになります。
私は会社では法人営業をしていたのですが、
辞めることを決めた当時までは
劣等生でした。
劣等生なんてレベルではなく、
会社としてもどう取り扱ったらいいか
分からない問題児と言えるかもしれません。
全く売れない。
取り柄なのは元気な挨拶だけ。
本当にこんな状態でした。
色んなグループを転々として
上司も色々変わって、
どこでなら私が成果を出せるか。
会社も相当悩んだことと思います。
そんな中、
新しい支社の立ち上げメンバーに
選ばれ、環境が全面的に変わってからは
状況が一変しました。
アポもロクに取れなかった私が
月の売上目標を達成することができるように
なったのです。
それどころか、
毎月達成し、最終的には年間で達成できましたし、
9月には先輩方もたくさんいる中で
支社のMVPに選ばれたのです。
(当時はリーマンショックもあった状況で
全社的に売上が厳しい状況でありました。)
全然売れていなかった頃に
指導してくれていた先輩もいたので、
壇上から目があったときに泣きそうになったことは
今でも覚えています。
これらは
ものすごく成功体験になりましたし、
この成功体験の先には
チームリーダー、そしてその先へと
昇進の道が開けていたと思います。
さすがにこのときは、
「このままこの会社にいた方が得られる経験は大きいんじゃないか?」
という考えがよぎりました。
もし、
このときにこの「考え」に従っていたら
今とは全く違った未来が待っていたでしょう。
私は「考え」には従わず、
5月に感じた「感覚」に従い、
引き止めていただけたことに
感謝をしつつ、
やはり会社を辞めることにしました。
惣士郎さんは言います。
***
変化をするということは、
それまでのことを失うのではなく
それまでのことを含んだ、
より大きなものに化けるということ。
この事が起きないとしたら
それは、それまでのことを失うことを恐れているから。
言い換えれば、
それまでのことというのは
ここまでの自分が良かったと思っていることであり、
成功体験なんです。
***
ここで惣士郎さんが言っている【変化】とは
【変容】のことだと捉えています。
変容とは、読んで字の如く、
容器が変わる、大きくなるということ。
私たちは無意識に
失うことを恐れていますが、
例えば
私で言えば、
「法人営業マン」だったことや
その会社の会社員だったこと
は経験として自分の中に
残っています。
その経験も包含した
さらに大きな存在の私に成る。
それが
変容であり、
それが
私たちが好奇心と恐れを感じるほどの
変化のタイミングに起こることなのだと
感じました。
失ってしまうと思っていることが
実は失われず、残り続ける。
そう思えていたら
無意識レベルでも変化を避ける理由は
ありませんよね。
しかし、
惣士郎さんは
自然界に循環があるように
すべてが残り続けるのではなく、
自然と離れていくこともある。
ということを言っています。
これは、
人生が大きく変わると
人間関係も大きく変わる話に通じますね。
私がなぜスムーズに
「会社員」を手放すことができたのかは
体験を通じて、
今までいた場所よりも
次に身を置こうとしている場所の方が
価値観が合うと確信していたから。
違った角度から言えば
執着が生まれるほどの成功体験を積んでいなかったから。
そして、
その未来に希望を感じていたから。
仲間がいたから。
メンターがいたから。
といったことが理由だったのでしょう。
空中ブランコの法則、
そして私の経験についてご紹介させていただきました。
ここについてはまだまだ
他にも転換期の方に役立てて頂ける内容があるので
また書きますね。
最後まで
読んでいただきありがとうございました!