過去の延長線上を超えるためには「本当の希望」を叶えていくこと。
2018/04/12
私は
人生の転換期の方の相談に乗ることが
とても多いのですが、
有り難いことに
関わる方がどんどん変容・進化されていきます。
それはなぜか。
なぜ過去のパターンを超えることができるのでしょうか。
そのヒントは
その人が何に集中してもらうか。
にポイントがあります。
何に?
というのは、表題に載せた通り
「本当の希望」に集中してもらうことです。
理由がないこと、
「何か・・・ただそうなの!」
ということでもあります。
私は徹底的にここにフォーカスしています。
ということは
逆を言えば、
多くの人は「希望」ではないものに
フォーカスしていると言えます。
それは、
本人も周りの人も
「希望」や「望み」だと思っています。
しかし、
実はよーく観てみると
「希望」や「望み」の着ぐるみを
着ているだけだったりします。
え?
着ぐるみ?
じゃぁ、
中身は何なの?
そんな疑問を持つでしょう。
その中身は、
私が2016年に講演会を主催した
金城幸政先生の言葉を借りるならば、
「不安対策」
なんです。
「○○したい!」
という言葉の見えない枕詞として
「△だと不幸になるから…」
「このままだと私はダメだから…」
といった言葉がついているんです。
つまり、
無条件じゃないんですね。
問題ありきなんです。
これは違った言い方をすると、
自分に×(バツ)をつけている前提とも言えます。
自分がダメだから
という理由でスタートしたものは
ものの見事に、
自分がダメだということを証明してくれます。
「あ〜、やっぱりダメだった」
自分がダメだという前提で
スタートして、やっぱりダメだということを体感して
どんどん落ちていくサイクル。
このことを
別名、悲劇のヒロインドラマと言います。
自分がダメだという烙印を受け入れて、
その前提で私はダメじゃないということを
証明するためにやることを選んでいく。
これは実は、
「自分がダメだ」
という柱の周りをグルグル回っているのです。
だからこそ私は
「まずreturnなんです」
とお伝えしています。
まず、
ただ存在している私に還る、気がつくこと。
そこにはいい意味で
いいも悪いもありません。
ただ呼吸している、
生きている、
がある。
言い換えると、
すべてがある。
そのすべてがある場所に還り、
その場所に居続けることで
湧き上がってくるインスピレーションがあります。
それが、本当の希望です。
無条件の想いです。
そこから始めること。
しかし、
多くの場合は
身体を使う時間、感性を使う時間よりも
考える時間の方が長いため、
無条件という感覚を感じ取る前に思考が動き出します。
そして、
自分が意識せずに起動してしまう思考は
過去の記憶に基づいていることが多いので
色んな条件を思いつかせてくれます。
そして、
最初は無条件だった、純粋無垢だった希望よりも
不安対策の方がいいかなぁと思うように
なるのです。
そして、
今までに慣れ親しんだサイクルが続いていきます。
このサイクルをシフトさせるのは
一瞬と言えば一瞬ですし、
大変と言えば、大変です。
難しいと言えば、難しいです。
しかし、方法はシンプルです。
今存在している私に気がつき続けること。
そして、
「そこ」から湧き上がる想いを叶えていくこと。
そうすることで
最初は、不安対策で用意した環境だらけかもしれませんが、
少しずつ
本当の希望で用意した環境が広がっていきます。
さながら砂漠に生えた一輪の花のようなもの。
でも、続けていくとオアシスになり、
やがて逆転していきます。
そこからは早いです。
しかし、
そこに至るまでは
自力を尽くしていくことになり、
それなりにエネルギーが必要となります。
しかし、
やり続ければ、緑は必ず増えていきますので、
何度も希望から離れても大丈夫です!
不安対策にひっぱられても大丈夫です!
希望に集中しよう!と
意識し続けることが大切ですから。
ぜひ
ご自身の庭の緑を育てていきましょうね。